シクネスゲージとは
シクネスゲージとは簡単に説明しますと、二面間の“すきま”の寸法を測定する工具になります。すきまを測定するということもあり、「すきまゲージ」とも呼ばれております。
シクネスゲージは各種厚みが数枚束になった状態のセット品になりますが、この厚み一枚一枚(バラ)のことを『リーフ』といいます。このリーフの厚みにも精度があり、「一般品」「高精度品」と分かれております。より精度の高いものや、近しい厚みを使用される際は「高精度品」をおススメします!
様々な厚みのセット品・バラリーフがあり、出来るだけ単体1枚で使用することがおススメですが、重ねて使用することもできます。(※例えば0.28㎜を確認したい際、0.20㎜のリーフ+0.08㎜のリーフを重ねて使用するなど)
リーフの先端形状には2種類ございまして、A型とB型が存在します。以下の写真の様にB型は先端が細くなっています。使用される箇所の大きさや幅によって選択できます。
どのような点で活用されるかと言いますと、
・モーターやエンジンの作動部分と静止部分のすきまの測定
・機械などを設置する際の機械と設置箇所のすきまの測定
・その他、様々な機械部分などの寸法確認やすきま調整など
使い方はいたって簡単で、対象となる“すきま”に水平に挿入し、入らなかった場合は無理に挿入せず、リーフの厚みを下げる、枚数を減らしたりして調整します。逆に簡単に入りすぎる場合はリーフの厚みを上げる、枚数を増やしたしして調整します。
メンテナンスの方法としましては、使用の際に表面についた汚れなどをきれいに拭き取って使います。また使用後はなるべく防錆粉や測定工具用の油などを塗布することをおススメします。サビなどが原因になり、厚み精度がくるい正確な測定が出来なくなります。
弊社では様々な厚みや枚数のシクネスゲージをご用意しております。
詳しくは【製品案内】の「シクネスゲージ」「高精度シクネスゲージ」「バラリーフ」のページをご確認ください。
https://shim-and-gauge.co.jp/products.html
お客様が必要とされる、様々な場面でご活用頂けると思います!
2021年04月16日 10:23